私は10年間の保育士経験の中で、0.1.2歳児累計60名の保育に携わってきました。
・退職後の2016年、おむつなし育児アドバイザーを取得。
・「おむつなし育児サロンinとやま」開設。
・4人の我が子(1姫3太郎)をおむつなし育児、排せつコミュニケーション育児で育ててきました。
赤ちゃん大好きな私の特技は、初対面の赤ちゃんの月齢をピタリ当てること!
お子さんの排せつに関する相談に乗ったり、私自身もたくさんの試行錯誤をしてきて分かったことは、
おまるをどれにしようか迷ってる時間は超もったいない!ってことです。
迷っている時間があれば、家にある空き容器でもいい、100均のタッパーでもなんでもいいので、1日でも早く準備して、1回でも多くの赤ちゃんの排せつをキャッチしてあげてほしいな。って思ってます。
おまるを買うタイミングに早すぎることはありません。
生後数日から、おまるで排せつさせてあげることは可能なのです。
そして、遅すぎることもありません。
気づいた今日が一番早い日。
ぜひ、お気に入りのオマルを見つけて、お子さんとの排せつコミュニケーションを楽しんでほしい、と願っています。
【 この記事の目次】
【厳選】私がおすすめするトイトレグッズ3選(3つだけ買えばオッケー)
私がおすすめするアイテムはたったの3つ。
(女児は2つ、男児は3つです。)
これだけあれば大丈夫。
ほかには何も買う必要ない!ってくらい、シンプルで、使いやすく、排泄しやすい暮らしをご提案します。
【必須!】おまる(男女共通)
日中一番長い時間を過ごすお部屋にひとつ、おまるがあると大変便利です。
狭いアパートだし、トイレに補助便座があればお部屋におまるはいらないかな、、、
と思っていた時期もあるのですが、
まったく逆でした。
子どもにとっての排せつのしやすさ、大人にとってもお世話のしやすさ、後々は自力で排せつしてくれるようになることまで見据えると、
おまるは必須、補助便座は不要です。
空調の整ったリビングにおまるがあるということが、排泄へのハードルをぐっと下げます。
数あるおまるの中でも私の一押しはコレ!
(4人目にしてやっと出会った最高のオマル。)
本体とポットの2部構成。ポットを外してさっと洗いやすいです。
◆今ならAmazonがダントツで安い!◆
私はリビングに置くことを前提に、白にしました。
他にもカラーがいろいろあるのでぜひ見てみてください。
背もたれ高めの椅子型もあるのですが、値段も高くなるし、こちらの「スマートポッティ」の方で十分です。
①ポットを外せるタイプは、生後間もない赤ちゃんのうちから使えます。
抱きかかえた赤やんのお尻にポットを当てて使います。
(一体型のホーローおまるも赤ちゃんのうちから使えます。)
②立ちションにも対応。
男の子なら、つかまり立ちができる頃から、立った状態でポットを持ってあげて、お股に当ててあげることで、立ちションさせてあげることもできます。
③座った時の安定感がよく、しっかりと踏ん張って排便することができるものを選びましょう。
(ホーローおまるでは不安定になりがちです。)
しっかりと一人座りができるようになってから座らせましょう。
③材質は普通のプラスチックがおすすめ。
ホーローだと冷たく、便座カバーが必要になります。
(毎回のカバーの取り替えや洗濯はとても面倒です。)
陶器調の樹脂製だと落とした衝撃で割れてしまいました。
トコトコ歩けるようになる頃には、ママが振り返ったら子どもが自分でおまるに座って排せつしていた!!なんてことも、たま~にあります!
そのくらい、生活の中におまるを当たり前にしておくと、後々とても楽ですよ。
排せつ後は子どもがポットを自分で外して、排泄物をトイレに流しに行くようにもなってきます。
やめて、、、それはママがやるから、、、(;’∀’)
【必須!】トイレの踏み台(男女共通)
トイレでの排せつは、赤ちゃんのうちから慣らしていくことができます。
おまるでの排泄、トイレでの排泄、どちらか一つに決める必要はありません。どちらでも排泄できるように、同時進行で進めていくことが大切だと思っています。
赤ちゃんのうちは、下の写真のように抱きかかえてトイレにささげて排せつさせます。
しっかりとお座りができる頃には、トイレの便座に座らせ、支えてあげます。
あんよができる頃までには、踏み台を準備しておきましょう。
数ある踏み台の中でも私がおすすめするのは下記のタイプ。
こちら製品は我が家で使っているものに最も近く、持ち手の穴が開いていること、より大人の足の邪魔にならないようにくぼみができている点が進化しています!いいな!
◆こちらはダントツで楽天市場が安い!◆
1.【排せつまでのアクションを想像してみてください】
A:段を上る+くるっと回ってこちらに向きを変える+座るのか、
B:一段上るだけでそのままま向こう向きで排せつできるのか
➡1アクションでも減らすことで、子どもの排せつへのハードルをぐっと下でることができます。
2.【排せつ時のお世話を想像してみてください】
A:排せつのたびに設置したり片づけたりするのか
B:常設、つまり出しっぱなしにできるのか
➡大人の排せつの邪魔にならないものなら、常設できて、子どもの尿意に気付いたタイミングですぐに排せつできます。
出したり片づけたりしなくてよいことは、それだけで親子ともに排せつへのハードルをぐっと下げてくれます。
このように、自力で排せつできる環境を早いうちから整えておくことで、気づいたらいつの間にか子どもが勝手にトイレに行って排せつしてた!!って日が、ある日突然やって来ます。
大人がその都度セットしてあげないと排せつできない環境ではこうはいきません。
この踏み台を使い始めてから、補助便座がなくても不自由に感じたことはありません。むしろない方が楽ちん。
【男児専用・あったら便利】ペンギン小便器
男児限定ですが、これはあると便利です。
立ちションできるように壁付けで設置してあげれば、男児はこちらを好むことが多いです。座るおまると両方あるので、気分で好きな方に排せつしています。もちろん便意があるときは座るタイプを選びます。
「ペンギンおはよう」って言ってこよ!
「ペンギンただいま」って言ってこよ!
と、ぺんぎんへのあいさつがてらトイレに誘うと付いてきます。
全部脱がなくても、ちょっと下げるだけで排泄できるようにもなってくるので、親子共にとってもとても楽ちん。
◆これは現在Amazonにしかないみたい◆
ペンギン以外にも、カエル型もあるので見てみてね。
おしっこが引っかかるとくるくる回るプロペラ付き!!
はじめのうちはそこまでおしっこが飛びません( ´∀` )
成長と共におしっこが遠くまで飛んで、くるくるとプロペラが回るようになってきます。
しかし、これがくるくる回ると、おしっこが飛び散って、お股がビチョビチョに💧💧💧
簡単に取り外せるので、外しちゃいました。
私が4児の子育てで実際使ったもの&その他ウェブで人気のグッズを徹底比較
おまるには様々な種類があります。
私のおすすめのベビービョルン 【スマートポッティ】と比較してみましょう
おまるの分類①と考察
まずは、
・座るタイプ
・またぐタイプ
のどちらかに分けられます。
またぐタイプはハンドル付きで子どもにとって安定感がありそうな気がしますが、そもそもまだしっかりとひとりでお座りできない時期に座らせることはお勧めできません。
ひとり座りができる頃には、ハンドルがなくても座ることができます。
そうなると、ハンドルは邪魔でしかありません。
またぐより、座るタイプの方が子どもにとって簡単。
お世話する人にとっても、またがせるより座らせるだけの方が簡単です。
おまるの分類②と考察
そして、
・おまる専用なのか、
・補助便座や踏み台としても使える兼用タイプなのか、
のどちらかに当てはまります。
一見すると兼用タイプの方が成長に応じて変化させて使うことができるので、お得な感じがします。
しかし、子どもにとっての排せつの優先順位を高めるのであれば、おまるにはおまるに特化した使いやすさ、踏み台には踏み台に特化した使いやすさを求めるほうが、何倍も豊かな生活を送ることができることを経験済みです。
これらを使うのはトイレトレーニング期の短期間だけではありません。
おまるは生後間もない頃から、踏み台は小学校低学年までお世話になります。
毎日の生活の中で、一日数回お世話になるアイテム。
長期スパンを視野に入れて、長く愛用できるアイテムを!
まとめ トイトレグッズ(おまる等)を選ぶ上で大切なこと
大切なのは、何度も書きましたが、排泄までのアクションを、1つでも減らすことです。
ここまで、座る/またぐ、専用/兼用、のぼって座る/上って向きを変えてから座る、など、使うトイトレグッズによって、排せつ時のアクションを少しでも減らすことについて書いてきました。
しかし、減らせるアクションは他にもあります!
多くの赤ちゃんは、おむつを付け、ロンパースのボタンをポチポチ留めて、その上に洋服を着ています。
そのため排せつ時は、ズボンを脱がせ、ロンパースのボタンをポチポチ外し、おむつを外します。
排せつ後はその逆で、おむつを付けて、ロンパースのボタンをポチポチ留めて、ズボンを履かせなくてはいけません。
これを毎日何回やるのですか、、、
私はポチポチとボタンを留める行為や、赤ちやん用の下着の紐をちょうちょ結びする行為ががどうしても無意味に感じて、できるだけ早く卒業させました。
Tシャツ状の下着を使うこと。これも、排泄へのアクションを減らすことになります。
こうして、我が子が排泄しやすい環境を整えていくことは、お世話する人にとっても楽ちん、赤ちゃんにとっても楽ちん。そして、後々自分で排せつしに行くようになることを考えれば、自力での排せつのしやすさに配慮することは重要です。
この記事を読んでくれた方には、
おまる、踏み台、着衣に気を付け、排泄時のアクションを一つでも減らすことで、排泄へのハードルをぐ~っと下げ、親子共に幸せな排泄コミュニケーションを楽しんでほしいなと願っています。
赤ちゃんの排泄についてもっと知りたい方は、和田智代先生のこちらの本がお勧めです。