カナヘビが卵から無事に産まれてきたんだけど、
何を食べるのかな、、、
虫だよね?
どんな虫??
この記事では、私が小学生の子どもと一緒に、色々な虫を捕まえて与えながら、カナヘビが食べる虫を研究した記録を書いています。
【 この記事の目次】
カナヘビの餌は何をあげる?
飼育ケースの中に草やコケなどを入れていたので、それらの植物にくっついていた小さなアリも一緒に飼育ケースに入っていました。
お腹が空いたらそのアリを食べるだろうと思って観察していたのですが、食べたかどうか(アリが減ったかどうか)わかりません。
カナヘビの様子は元気そうだったことと、卵から生まれてすぐは何も食べないと言う情報もあったので、しばらくそのまま観察をしました。
生後3日目から虫を与え始めました。
まずはコオロギを食べるという情報が多かったので公園へ探しにいきました。
他にも、食べた虫、食べなかった虫、喜んだ虫等を記録していきますね。
食べた虫、食べなかった虫の記録
月日 | 虫の名前 | 体長 ・足含めず | 食欲 | カナヘビと虫の様子 初めて与えた虫のみ表に記入 |
7/28 | 生コオロギ | 1.5㎝ | ✖️ | ピンセットで与えても食べようとしない。(※公園で捕まえてきた) |
生バッタ | 1.5㎝ | ✖️ | ピンセットで与えても食べようとしない。(※公園で捕まえてきた) | |
死バッタ | 1㎝ | ○ | 1号ちゃんだけは食べた。他の子は嫌がった。1号ちゃんがゆっくり少しずつ食べていたら、ケースの中に一緒に入れておいた他の体の大きなコオロギにバッタを奪われてしまった、、、 | |
7/29 | 生クモ | 2㎜ | ◎ | パクっと飛びついた。丸飲み。5匹くらい喜んで食べた。 |
死クモ | 4㎜ | ◎ | 死んでいるクモでもパクッと飛びつき丸呑みした。ピンセットにまで食らいつく勢い。 | |
生クモ | 1㎝ | ✖️ | 体は1㎝くらいだけど足が長いクモ。クモの様子を見に来たけど、すぐに去っていった。ピンセットで挟んでいても長い足が動いて怖かったかもしれない。 | |
8/ 1 | アリ | 1㎜ | ✖️ | 死んだアリも生きているアリも食いつかない。ピンセットの裏側も覗いてみて、食べるか食べないか考えて去っていく。 |
8/2 | 生コオロギ | 9㎜ | ○ | すぐに食らいつき、口にくわえると顔を横に激しくフリフリしてコオロギを弱らせた。一口で食べれないので、部屋の隅に移動し、他の子に取られないようにして時間をかけて少しずつ食べていた。(※公園で前回より小さめを探した) |
生バッタ | 8㎜ | ✖️ | バッタが高くジャンプして捕まえられないのか、食べようとしない。そこでピンセットでつまんであげてみたけど、姿を観察して去ってった。(細いバッタ) | |
8/ 3 | 羽アリ | 2㎜ | ✖️ | 羽アリにはほとんど興味を示さなかった。アリと同じで食べないのか。 |
8/ 4 | イモムシ | 1㎝ | ◎ | パクっと食いつき、しばらく体の横を加えている。時間をかけて少しずつ縦に向きを変えて、少しずつ丸飲みした。(※枝豆にくっついていた虫) |
8/ 10 | 生クモ | 1㎝ | ◎ | 前回(7.29)は食べなかったサイズのクモだけど、カナヘビも成長したのか、パクッと食べた。くわえると素早く首を横にフリフリしたり、顔の半分を地面に擦るようにしながら口からはみ出た部分を口の中に入れていた。 |
8/11 | クモの卵袋 | 赤ちゃん1㎜未満 | ○ | クモの赤ちゃんが大量に入っている袋を見つけた。中から大量の赤ちゃんが出てきた。大きめのクモを食べた後だったので見向きもしなかったが、次の日与えるとペロ!ペロ!と次々と食べていた。袋は食べなかった。 |
8/12 | 潰した蚊 | 小 | ◎ | パクッ!と食べた。(※部屋にいた蚊) |
蜂? | 1㎝ | ✖️ | 様子を見に来て、裏側も覗いてみるけど去っていく。後から咥えてはみたけど、やっぱりやめた。 | |
8/14 | 蛾 | 1.5 ㎝ | △ | パクっと加えて持ち去ったけど、食べるのを諦めた様子。その後はどの子もなかなか食べようとしなかった。でもそのままケースに入れておいたら次の朝無くなっていた。食べたと思う。 |
ダンゴムシ | 5㎜ | ✖️ | 興味なし。 | |
8/15 | テントウムシ | 7㎜ | ✖️ | 咥えてはみたけど食べようとしなかった。ケースに入れておいて朝まで様子をみたけど食べられていなかった。 |
赤ちゃんコオロギ | 4㎜ | ◎ | ちょうど良いサイズの赤ちゃんコオロギを見つけた!茶色くてまだ柔らかそう。でもたくさんいたけど、ぴょんぴょんと逃げるのが早くて1匹しか捕まえられなかった。これは喜んでパク!っと食べた。(※近所の草むらで見つけた) |
※虫を捕まえた場所…注釈のないものは家の庭や自宅周辺
自宅は富山県の田舎です。
毎日与えた餌は小クモです
上記の表以外に、小さいクモ(2㎜)を毎日15匹くらいは捕まえて与えました。1匹ずつピンセットで与えたり、飼育ケースの中に放して狩りをさせたりもしています。カナヘビ達は狩りも上手です。
約1ヶ月、毎日毎日クモを捕まえているので、カナヘビの研究をしているのかクモの研究をしているのか、もはやわかりません(^◇^;)
まとめ
- 餌となる虫が生きているか死んでいるかは関係なく、虫の種類によって食べるか食べないかが決まる。
- 固そうな虫は食べない。
- 柔らかそうな虫を食べる。
- 大きくて動きが活発な虫は食べないどころか近寄らない、去っていく。
- 小クモが大好きで飛びつく。ピンセットまで咥えて離さないくらい喜ぶ。
- 一口で食べれる虫はパク!っと丸飲み。
- 口からはみ出る虫は、咥えたまま首を横にフリフリして弱らせてからゆっくり食べる。
- 口からはみ出す虫は、顔の左右のどちらかを地面に擦るようにして口の中に少しずつ入れていく。
- 丸飲みできる虫は出来るだけ丸飲み。
- 体が大きめのコオロギは少しずつ食べる。
- 食べた後はしばらく動かず、胸がドッキンドッキンと動いているのが見える。消化しているのだと思う。
前述した通り、カナヘビの餌となる小クモに関してもかなり詳しくなってきたので、小クモについては下記の記事にまとめました。
私がカナヘビ飼育の際に参考にした本は下記の記事にまとめました↓