【 この記事の目次】
Risu算数代表の今木智隆 さんラジオ出演
算数に特化したタブレット学習サービスを提供する
「RISU Japan」代表 今木智隆さんをゲストにむかえて、
多くの子どもが算数のどんな部分につまづきやすいのか?
そして、親が算数を教える際にやってはいけないこと!?などをお聴きしました。
音声で聞いてみたい人はここから無料で聴いてみてね↓↓↓
「♯58算数のプロが語る!効果のある算数学習方法とは」の対談を音声で聞く
「♯59算数のプロが教える! 算数のつまづきやすいポイントとは?」の対談を音声で聞く
サクっと文字で読みたい人はこちらを読んでみてね↓↓↓
算数学習の特徴
算数は、お金を借りるときの金利の計算、生活費の計算など、生活に密接している大切なものなので、苦手にさせてはいけない科目です。
算数は他の科目と違って積み上げが大切。筋トレやスポーツに近い。
特に低学年のうちに苦手になると、高学年になって絶対挽回できなくなる。
学校では高学年になって2年生に戻って復習させてもらえない。
他の科目より積み上げの特徴が顕著でうす。
効果がない学習方法
できることを復習しても意味がない。
逆に、できないところはどこなのかを特定することが大切。
文章題を解けない子の70点か、計算ミスで70点なのか、図形が苦手な子の70点か、
この3人は、そのあとの対策が全然違ってくる。
その対策を確実ににやっていけば伸びる!
対策は一人ひとり違うので、ご家庭でフォローしていくことが大切です。
自分の苦手を知った上で、どのようにすればよいのか。
文章題が苦手です
鉄板のお悩み相談として、文章題が苦手ですというのが多い。
文章をちゃんと読んでない。ちゃんと式を理解しているかどうか。
1年生の間は文章よく読まなくても点数がとれちゃう。
足し算のドリルで文章の中に数字が2つあれば足しちゃう。
これで点数取れてきた子は文章を読んでいないことに気づかないまま成長しちゃう。
ケアレスミスが多いお子さんなのか、必ず文章題を間違うお子さんなのかで対策が違ってくる。
低学年で重要なポイント
低学年でつまずいたらまずいのが「位」です。
100の位で四捨五入しましょう、小数点を打つ、少数同氏の掛け算、概算をする、→2桁3桁違っても本人が気づかない。
定規、単位、㎞、ℓ、が苦手になりやすい。
「位」が分かっていないと単位が苦手になりやすい
高学年になって単位の基礎を1から教えてくれる先生はいない。
単位は1年生の最後の方に少しやる。2年生の最後の方にちょっとやる。
見逃されやすいが、取りこぼすと大変になる。
算数でつまづきやすいポイント「ワースト5」
実は、少数や分数ではない。
1位 「位」くらいの重要性は先に述べた通り。
2位 「図形」特に立体
紙の上で立体を教えるのは無理がある。
立体は経験。積み木を実際に触るのが大事。
3位 「単位」これは、「位」が分からないとできない。
単位はある程度覚えなければいけない。
記号が多いので、難しく見える。
一度苦手になると苦手意識が取りにくい。
4位 「文章題」先に述べた通り。
5位 「円と半径」球の体積
子どもが疑問を持っても、大人が答えられない。
なんでこんなことしなくちゃいけないんだろ、という疑問を持ちやすい。
1回この疑問を持って、大人も答えてくれないと、苦手意識になりやすい。
ママが頑張りすぎるほど子供の成績が下がっちゃう
- 人前で叱ること(なんでこんな問題も解けないの!)
- 謙遜して「うちの子バカなんだよ」って言っちゃう
- 親が「ほらこうやって解くのよ!」ってやっちゃう
なぜ算数が大事なのか。将来につながる選択肢
2030~2050年、エンジニア、研究職が足りなくなる。
算数ができないと分析ができない。
マーケティング、会計、住宅ローン、金利…
知らず知らずに機会損失。
多くの職業で数を扱う。苦手意識を付けないことが大切。
まとめと感想
私は子どもの勉強を見てやるのがとても苦手で避けてきたのですが、今木さんのお話を聞いて反省点が山ほど出てきました。
上の子(中二)は、まさに積み上げができない状態になり、取り戻すのに必死な現状です。
下の子たちには小学校からの算数を丁寧に見てやろうと反省してはいるものの、サポートの仕方が分からず、悩んでいました。
今木さんの書籍「理系が得意な子の育て方」を読んだり、今回のラジオの音声を聞いたりしながら、算数学習の大切さを実感することで、自分の人生の中で子どもの勉強を見てやることの優先度を少しずつ上がってきました。
また、Risu算数に取り組みながら、保護者のサポートとして困ったことがあれば、スタッフの方にメールで相談できるのも助かっています。子どもに勉強を教えることが苦手な親にとって、とても頼りになるし、私自身も励まされます。
スタッフの方は、子どもの学習履歴を確認し、それをもとに、どこにつまづいているのかを見て、そこを乗り越えるための動画を送ってくださったりします。個別の対応に感激したし、オンライン学習の効果(離れていても学習の状況が分かる、繰り返し間違えて入力しているとか、一発で正解しているとかまで分かるようです。)にも感激しました。
現在、小学1年生と5年生の子がリス算数に取り組んでいます。二人とも、まだ学校で習っていないところの単元に進んでいるため、リスでの学習のペースが落ちている現状ではありますが、引き続き学習を続けていきたいと思っています。